ゲームの中には他のゲームシステムに触発されて開発されたものが、少なからずあります。
今回紹介する作品は人気作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の要素を、うまく取り込んだものです。
開発者が影響を受けて作成したと言われる「原神」をご紹介します。
「原神」とは?
「原神」は、麗美なアニメーションを思わせる3Dグラフィックで描かれたオープンワールドアクションRPGです。
基本プレイは無料で、対応するデバイスはPlayStation4/PC/iOS/Androidのマルチプラットフォームを採用しており、クロスプラットフォームのマルチプレイで友達と一緒に広大な世界で冒険を楽しむことも出来ます。
また、PC/iOS/Androidではプレイデータの共有も可能で、状況によりデバイスを選んで遊ぶことも可能です。
幻想世界「テイワット」を舞台に、自在に探索できるオープンワールドを最大4人のキャラクターでチームを組み、元素を駆使した戦略性の高いバトルや魅力あふれるストーリーが特徴です。
「原神」の仕様
タイトル | 原神(ゲンシン) |
運営会社 | miHoYo |
ジャンル | 新世代オープンワールド型アクションRPG |
対応OS | PlayStation4、iOS、Android、Windows、NintendoSwitch(開発中) |
価格 | 基本プレイ無料(アイテムなどによる内部課金有) |
ゲーム概要
広大な世界を旅するオープンワールドRPG
原神は、広大で美しい世界を自在に旅出来るオープンワールドRPGです。
オープンワールドでありがちなリアリティを追求したグラフィックというよりも、色彩を追求したアニメ調の世界で旅が出来る。
クエストなど探索要素も盛りだくさんなので、色彩ゆたかな世界を冒険しつくしましょう。
属性を組み合わせてバトルを勝ち抜け
原神の世界では7つの属性(水・火・雷・岩・草・氷・風)が存在し、これらを攻略するのが重要要素になる。
「草」を「火」で燃やして「燃焼」の効果を発生させたり、さらに属性の効果に「風」を当てることで、「拡散」の効果を発揮するコンボが成立する。
属性を使いこなしてバトルを優位に進めよう。
個性的なキャラクターが愛らしい
キャラクターはどれも可愛らしくデザインされています。
アニメーションは表情や動作が豊かで、ストーリーやバトル共に、飽きることなくプレイ出来ます。
ゲームシステム
移動
オープンワールドアクションRPGとして、醍醐味といえるシステム。
フィールドを歩く、走る、飛ぶはもちろん、登る、泳ぐ、滑空など、これまであった3DCGゲームでも採用の難しい数々のアクションをこなすことが可能です。
登るアクションについては、建物の壁や屋根を伝って移動できるという自由さを可能にしています。
ただ、特殊アクションでは「スタミナ」を消費します。
この移動システムにより、視認出来るエリアはほぼ踏破出来ます。
攻撃
攻撃は、次に三種類があります。
通常攻撃:武器や呪文を用いた攻撃
元素スキル:一度撃つとクールタイムを挟む必要がある攻撃
元素爆発:環境や敵から得られる元素エネルギーをチャージし放つ元素爆発を起こす攻撃
これらを使い分けてバトルを行います。
通常攻撃と元素スキルの一部は、長押しで強力な攻撃をすることも出来ます。
元素反応
属性同士を相互作用させて特殊効果を起こす。プレイする上で重要な要素になります。
氷に対して火で融解したり雷と水を反応させることで感電させたりと、元素同士を上手く利用して敵に攻撃を与えることが出来ます。
元素としては、水・火・雷・岩・草・氷・風があり、戦闘自の相互作用だけでなく、マップや秘境でギミックを発動させるトリガーにもなります。
スタミナ
登攀や重撃(長押し攻撃)、滑空等の行動をするためにスタミナを消費します。
スタミナは無操作または、歩くことで回復していきます。
ワールド上に散らばった「失われた神の瞳」を捧げることで、レベルアップしスタミナの上限がアップします。
スタミナを全て消費すると先ほど説明した動作が行えなくなります。
水中では溺れたり、極端に高所から落下すると着地した場所で即時に戦闘不能になるなど、スタミナ消費に気を付ける必要があります。
ライフ
キャラクターの体力を指します。
レベルアップや装備(聖遺物)による補填で、上限をアップすることが出来ます。
敵の攻撃や高所からの落下、一部元素反応によって減っていき、回復料理を食べたり各地の七天神像で神像からの恵みを受けることで回復出来ます。
ライフが0になると戦闘不能になるが、先ほど説明した方法で復活出来ます。
ただ、回復料理については、「満腹度」があり短い時間の間に使いすぎるとゲージが減るまで使えなくなり、復活料理にも乱発出来ないようにクールタイムが設定されていて、料理の物量を詰め込むような使い方は出来ないようになっています。
また、全員が戦闘不能になると、最後のワープ地点に戻されます。
冒険ランク
ゲーム内での「ランク」を指します。
これを上げていくことで、ストーリーが解放されるなど恩恵を受け取れる。
ストーリーを進めたり、さまざなな手段で上げることが出来ます。
ある程度進めることで、突破クエストをクリアしないとランクを上げることが出来ない。
世界ランク
冒険ランクを上げていく、または、突破クエストをクリアすることで「世界ランク」が上昇します。
世界ランクが上がって行くと報酬が豪華になるが、その代わりにフィールド上の敵のレベルも上がって行きます。
魅力と特徴
自由なオープンワールドでの異世界生活
木や壁に上れたり、川を泳いで渡ったり、滑走飛行をしたりと、いろいろな特殊アクションでフィールドを探索可能だ。
目に見える限りのフィールドを自由自在に動き回ることが出来る。
登攀や水泳ではスタミナを消費するので、ある程度の限界があるがうまく管理出来れば一見突破できなそうな地形も超えられます。
アニメーション風の麗美なCG
キャラクターは、セルアニメを思わせる3Dモデルで完成度が高い。
また、そのキャラクターたちがとてもかわいいのも好印象で、このようなタイブが好きな方にはオススメ出来る。
背景についても、クオリティが高く臨場感たっぷりの空気感を漂わせています。
ゲームの流れ
主人公選択
主人公は、兄妹のどちらかを選ぶことが出来ます。
選ばなかった方は、謎の神に囚われて、どこかに消えてしまいます。
チュートリアルでシステムを覚える
序章第1章はチュートリアルを進めつつ、バトルシステムを覚えましょう。
キャラクター毎に戦闘方法が異なるため、保有する「元素」も異なります。
早めに「元素反応」や「元素爆発」などバトル時の重要要素を覚えてしまいましょう。
フィールド移動
果てしなく広大なフィールドをどこまでも移動していけます。
目的地まで寄り道しながら向かう楽しみがあります。
キャラクター育成
キャラクターを育成しながら、素材を集めつつアイテムを作成していく。
いろいろなやり込み要素があります。
ダンジョン攻略
ダンジョン攻略は、仲間と共に謎を解きながら進むのが楽しい。
離ればなれになった兄妹の再会は果たされるのか?
序盤攻略のコツ
原神はオープンワールド型RPGであるため、メインストーリーが用意されていますが、序盤から広大な世界を自在に駆け巡ることも出来ます。
ですから、「序盤はどうしたらいいの?」というプレイヤーもいるのではないでしょうか?
ここからは、序盤での攻略について紹介していきます。
冒険ランク「14」を目指す
原神では冒険ランクという「レベル」に相当するものがあります、この「冒険ランク」を優先して上げていきましょう。
序盤の目標としては「冒険ランク14」を目指します。
冒険ランク14になることで報酬の効率が上がりデイリーミッションが解放されて、その後のゲーム展開に非常に役立ちます。
【冒険ランクが上がった時のメリット】
- デイリーミッション、マルチプレイなどが解放される
- 世界ランクが上がって、強い装備が入手出来る
- 街の施設で出来ることが解放されていく
- 各種レベル上限が解放出来る
経験値を得るには
ゲーム開始直後では解放されていない要素が多いため、どんどんストーリーを進めて行きましょう。
探索でアイテム収集
広大な世界の中で、色々なアイテムを収集することが出来ます。
果物や草花は料理の素材になったり、キャラクターの育成素材にもなります。
また、鉱石は武器を作成する素材として使用します。
収集したアイテムは全て取っておくと、あとで役に立ちます。
マップをマーキングしていこう
本ゲームの世界はとにかく広大なフィールドなので、どこで何を入手したか、分からなくなってしまうことがあります。
プレイを進める上で拠点になる「料理出来る場所」と「採掘場」は、最低限マップ上にマーキングしておいた方が良いでしょう。
本ゲームで重要な施設である神殿・秘境・神像などは、発見した時点でオートマッピングで追加されるので個別にマーキング不要です。
パーティ編成をどうするか
原神のキャラクターは全て、「元素」と言われる属性を持っています。
2つの属性を融合させて「元素反応」を使うことが戦闘時のポイントになるので、パーティー内での属性は被らないように気を付けましょう。
近距離攻撃が得意なキャラと遠距離から安全に攻撃できるキャラ、の両方をパーティー内に入れることでバランスのとれたパーティーになります。
【編成のアドバイス】
- 属性が被らないこと
- 近距離タイプと遠距離タイプに合わせて配置
決められなけれは入手メンバーでいこう
パーティー編成で迷ったらストーリーを進めることで入手出来るキャラクターを使ってパーティーを組むというのもアリです。
ストーリーで確定入手出来るキャラクターは主人公・アンバー・リサ・ガイア・香菱の5人です。
この5人でもバランスが取れていますので、彼らだけで育成しても序盤で詰まることはありません。
同じ属性のアンバーと香菱について
アンバーと香菱については同じ炎属性で被っていますが、状況に合わせて入れ替えることがオススメです。
フィールド探索ではアンバーを選択し、ダンジョン攻略では香菱を選択するという使い分けが良いです。
好きなキャラクターでも大丈夫
原神では極端に強かったり、弱かったりという偏ったキャラクターが存在しません。
そのため、好きなキャラクターを編成して育成しても大丈夫です。
扱いやすいのは「炎属性」
序盤では「炎属性」が一番扱いやすい属性になっています。
炎属性は「ダメージ系の元素反応」が多く、火力が高めという特徴があります。
元素反応とは?
戦闘時の基本は元素反応を使いこなすことです。
組み合わせによりダメージ率が異なるので覚えるようにしましょう。
元素反応を起こすには
最初に敵に対して元素を付着させる必要があります。
付着させるには「元素の攻撃」を当てます。
元素が付着されているか確認するには、HPゲージの上に属性アイコンが表示されているかを見ましょう。
別属性キャラに入れ替えて元素攻撃
敵に元素を付着させたら、別属性の元素を持っているキャラクターに入れ替えて元素攻撃をしよう。
別の元素で攻撃すると元素反応による攻撃が出来るぞ。
失われた神の瞳を集める
失われた神の瞳は何に使う?
「失われた神の瞳」は、対応する神像のレベルアップに必要なアイテムだ。
スタミナを増やすには、神像のレベルアップすることが唯一の方法です。
どこにあるか確認
「失われた神の瞳」はフィールド上の色んな場所で入手出来る。
ミニマップ上では四角で表示されます。
まとめ
原神は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の要素を取り入れたゲームですが、プラスして独自のグラフィックや操作性の良さがあるため完成度は高いです。
バトルの特徴になる「元素システム」は、慣れるまでは難しいと感じるかもしれません。
慣れると戦術を駆使することで、格上の敵を倒すことも出来るようになります。
なお、スマホを使う場合は、容量が6GBくらい必要になるためストレージの空きに余裕がありスペックが高い機種に向いています。
長い時間プレイするとスマホに負荷がかかって、固まってしまうこともあるようです。
ゲームデータが共有できるPCと併用できるので、スマホは外出時のスキマ時間で、自宅ではPCを使い「じっくりとプレイ」するのが良さそうです。
このゲームは「RPGが好きな方」「自分の感覚で自由に冒険したい方」にオススメです。